理科を勉強し始めた頃の小学生(3年生、4年生)を対象に、
大学の実験室で化学実験を体験してもらう、『体験化学教室』を開催します。
ガスバーナーを使ったガラス細工、赤キャベツの搾り汁を使った“液性”の検査など、
ちょっと難しい、ちょっと考える、でも好奇心をくすぐられる内容です。
この夏に少しだけ化学の複雑さと不思議を体験してみませんか?
今年度の体験化学教室は終了しました。
来年度も8月初旬ごろに開催予定です。
いつどこで何をするの?
〇 日時
2024年8月6日(火)9:00 〜 12:00、7日(水) 9:00 〜 12:00
※ 2日間にわたって実施します。原則、両日とも参加できる方を募集します。
※ 終了時間は前後します。
〇 定員
12名
小学3年生、4年生を対象とします。
申し訳ありませんが、安全性の点から身長120cm未満の児童の参加はお断りします。
(身長が120cmに満たない場合、眼の高さで器具や試薬を扱うことになるため危険です)
〇 場所
広島大学 総合科学部 化学第二実験室(総合科学部H棟3階 302号室)
〇 内容
1. 細工用バーナーでガラスをとかす:ガラス細工
細工用バーナーを使って世界に一つのマドラーをデザインし、作ってみましょう。
2. 色とりどりの魔法の炎:炎色反応
カラフルなロウソクを自作して、点火してみましょう。インスタ映えしますよ☆
3. 味を調べる「物差し」:水溶液の液性
赤キャベツのしぼり汁を使って、すっぱいお酢、甘い砂糖水、苦い石けん水など、水溶液の性質を調べます。
水溶液に一滴たらして、色の変化をみてみましょう!
4. うがい薬の新しい使い方:ビタミンC測定
うがい薬の色の変化で、どれだけビタミンCがはいっているか分かります。
私たちの身の回りにある飲料、どれにビタミンCはたくさん入っているのでしょうか?
〇 講師
石原 康宏(総合科学部化学系 教授)
竹田 一彦(総合科学部化学系 教授)
藤原 雅志(技術センター技術専門職員)
中根 達人(総合科学部化学系 助教)
広島大学大学院統合生命科学研究科 大学院生
広島大学総合科学部 学部生
(左から、藤原、石原、竹田)
参加者募集!
参加を希望する方は、
@ 氏名(参加希望者氏名、保護者氏名)
A 学年
B 性別
C 生年月日
D 住所
E 電話番号
をメールにて連絡して下さい。
・ メールの件名は『体験化学教室参加希望』として下さい。
・ 返信メールにて参加希望メールを受け取った旨、連絡します。
メール送信3日以内に連絡がない場合は再度、送信をお願いします。
尚、募集期間外に送信したメールは無効とさせて頂きますので、ご了承ください。
・ 参加希望メールは保護者からお送り下さい。
メールを受け取った時点で、保護者の承諾の下で参加を希望していることとします。
・ 生年月日と性別は傷害保険加入に必要となります(詳細は下記)。
連絡いただいた住所にテキストを送付します。
・ 連絡頂いた個人情報は、体験化学教室終了後にすべて消去します。
参加希望メール送信先:ishiyasu(at)hiroshima-u.ac.jp (石原宛)
(at)を@に変更してメールを送信して下さい。
募集期間:2024年7月1日(月)〜2024年7月12日(金)
今年度の体験化学教室は終了しました。
注意事項
1. 参加者には2日間の傷害保険(東京海上日動火災保険)に加入して頂きます。
2日間の保険料600円を当日に受付でお支払い下さい。
2. 参加希望者が定員を超過した場合は抽選を行い、抽選結果を応募者全員にメールでお知らせします。
広島大学からのメール(@hiroshima-u.ac.jp)を受信できるようにしておいて下さい。
尚、抽選の内容についてはお答えできませんので、予めご了承下さい。
3. 炎色反応の実験では煙がでるため、ぜんそくなどの基礎疾患において発作のリスクとなる場合があります。
これを理由に参加をお断りすることはありませんが、炎色反応の際に退出するなど、参加者の方で十分な配慮をお願いします。
4. 危険な行動(作業)については、強めの口調で注意することがあります。
安全を第一に考えてのことですので、ご理解下さい。
5. マスメディアの取材が入る可能性があります。
(2022年は中国新聞、2023年はNHKより取材を受け、体験化学教室の様子が配信されました。)
また、広島大学HP、広報東広島や協賛企業の社内報に当日の様子を掲載しますので、この点、ご了承ください。
6. コロナやインフルエンザ感染状況等により急遽中止となることがあります。
問い合わせ先
不明な点がありましたら、下記メールアドレスまで問い合わせて下さい。
ishiyasu(at)hiroshima-u.ac.jp (石原宛)
(at)を@に変更してメールを送信して下さい。
Q&A
お問い合わせ頂いたことを共有するために、Q&Aとして公開します。
Q. 小学3年生、4年生以外は申し込みできませんか?
A. 申し込みは可能ですが、小学3年生、4年生を優先します。
低学年(1年生、2年生)の申し込みも可能ですが、安全性の面から、身長120cm未満の児童の参加はお断りします。
Q. 兄弟で参加を申し込みたいのですが可能でしょうか?
A. 可能です。しかし、定員を超過した際には抽選となり、どちらか1名のみの参加となる場合もあり得ます。
また、定員超過の場合、お申し込みを頂いた小学3, 4年生の中から抽選となります。
Q. 当日は保護者同伴でしょうか?
A. 集合場所(広島大学総合科学部化学第二実験室)までの引率をお願いします。
実験中については必ずしも同伴である必要はありません。
終了時間に合わせて迎えに来ても構いませんし、実験室内で見学しても構いません。
尚、控室は準備していません。
Q. 車での送迎は可能でしょうか?
A. 広島大学内の駐車場をご利用頂けます。
公共交通機関を利用する際は、JRバス或いは芸陽バスの広大西口駅が便利です。
会場の総合科学部は、広大西口駅から徒歩1分程度です。
Q. 当日の服装に制限はありますか?
A. 白衣と保護メガネ、防火エプロン(ガラス細工のときに使います)はこちらで準備し、実験の際には着用してもらいます。
衣服については制限はありませんが、サンダルなどつま先が開いたものではなく、運動靴で参加して下さい。
また、髪が長い方はゴム等で必ず縛って下さい(バーナーの火に髪がかかると危ないので)。
Q. どのような方が講師をされるのでしょうか?
A. 石原、竹田、中根は広島大学で大学1年生向けの化学実験、3年生向けの専門実験を担当しています。
大学で行う化学実験の内容を考え、教科書も作成しています。
藤原はガラス加工の専門家で、研究者向けのガラス器具の製作に携わっています。
以上の4名に加えて、広島大学の化学系の研究室に配属している大学生(3年生、4年生)、大学院生が参加します。
おおよそ10名の教員、学生がみなさんの化学実験をサポートします。
Q. 参加料はいくらでしょうか?
A. 傷害保険料600円以外の費用は必要ありません。
初日に受付で600円のみお支払い下さい。
Q. 安全面は大丈夫でしょうか?
A. 実験ですので、絶対ということはありませんが、安全面には最大限注意を払います。
当日は教員4名以外にも大学生、大学院生がティーチングアシスタントとして参加し、参加者2名あたり1名以上の教員またはティーチングアシスタントが付くようにしています。
教員やティーチングアシスタントの言うことをよく聞いて実験するようにして下さい。
Q. 2日間ともに参加する必要がありますか?
A. 2日間ともに参加できる児童を募集します。
急用や病気などで参加できなくなった場合は、ishiyasu(at)hiroshima-u.ac.jp (石原宛) まで連絡して下さい。
Q. 実験の経験が全くないのですが大丈夫でしょうか?
A. 大丈夫です。すべて丁寧に教えます。
Q. 小学校の夏休みの宿題(自由研究)に使えますか?
A. 分かりません。参加者の方での判断をお願いします。
Q. 宿題や課題はあるのでしょうか?
A. ありません。実施当日に説明し、実験を行ってもらいます。
説明は少なめにして、自分で考えながら手を動かしてもらうことを目的としています。
Q. 参加希望者はどのくらいいるのでしょうか?
A. 一昨年、昨年ともに抽選となり、倍率はそれぞれ5倍、8倍程度でした。
今年度は定員を少し増やしておりますが、前年と同程度の申込者数ですと定員を超過します。
体験化学教室では「実験を見るだけ」ということは一切行っておらず、「自分自身で手を動かして実験を行う」ことを趣旨としております。
従って、安全面(参加者2名あたり1名のティーチングアシスタントを配置)のこともあり、定員の大幅増は難しい状況です。
Q. 理科の勉強の仕方なども教えて頂けますか?
A. 公式には教えていませんが、教員や学生(大学生や大学院生)に尋ねてみると、色々と話してくれると思います。
参考になるかもしれません。
Q. 今後も開催予定でしょうか?
A. 先のことですのでお約束はできませんが、毎年開催する予定です。
Q. 小学校への出張実験などは行ていますか?また、行って頂くことはできますか?
A. 現状、私たちは出張実験を行っていません。
要望があれば考えますが、参加人数や実験環境、安全面、実験器具の持ち運びなど、考慮すべきことは多いと思います。
体験化学教室と同じように、小学生に大学まで来てもらって実験する形であれば可能かもしれませんが、
やはり、参加人数や安全面をどうするかという問題は生じてくると思います。
Q. 日程や時間を変更して頂くことはできませんか?
A. 当初、夏休み期間中の小学校の登校日を考えて日程を決めようと考えていました。
しかし、例えば今年ですと、聞いているだけで登校日が8月1日,5日,6日, 7日と学校ごとにバラバラです。
登校してすぐに帰る学校もあれば、平和学習などいくらか授業を受けて帰る学校もあり、下校時間もバラバラです。
このような状況ですので、大学の状況(期末試験が終わっていて、夏季休暇に入っている(実験室が使用可能)、大学自体が休みではない、など)と教員の予定を優先して、日程を決めています。
2022年度の様子
2022年8月9-10日に実施した体験化学教室の様子です。
2022年8月10日 中国新聞
2023年度の様子
2023年8月9-10日に実施した体験化学教室の様子です。
2023年8月9日 NHK「お好みワイドひろしま」で放送されました。